男女共同参画社会の実現を目指す大阪府立女性総合センターで特別企画展示を展開。2007年度は伝統芸能と女性をテーマに、「文楽人形の髪結」の仕事について取り上げている。同センター2階の情報ライブラリーでは、女性たちが行う表現活動の支援を目的に特別企画展示「文楽人形の髪」を結う「人形床山」という仕事。その中で伝統を受け継ぎながら新しい発想を取り入れる高橋晃子さんをクローズアップし、床山の道具や文楽人形を展示する。文楽人形の首は公演ごとに配役が決まり、その度に鬘も役にあったものに取り替えられ髪を結い上げる。高橋さんは役柄によって変わる髪形を記録した「鬘附け帳」を作成。この功績が認められ、大阪市より1996年度「咲くやこの花賞」を受賞している。今は自ら後輩を指導する立場になった高橋さん。このように人形床山の仕事を天職とし活躍し続ける姿を、フォトグラファーの水野真澄さんが撮影。同企画展で作業の様子を写した貴重な写真を展示する。ほかにも、めったに見ることのできない床山の仕事場の再現や、「鬘附け帳」も写真とともに並ぶ。同センター企画推進グループの谷岡さんは「一生の仕事として、精一杯取り組む姿を感じてほしい」と話す。
週刊大阪日日新聞社が発行する「週刊大阪日日新聞」が11月24日発刊号で創刊以来、大阪市北東部にあたる6区の家庭、会社、店舗などに週刊で無料配布してきた。同紙は、100号を達成した。発行部数は約22万部。「地域に密着した情報発信を行うことで、大阪を元気にする」のがモットーだという。無料配布ということで街にあふれるフリーペーパーかと思いきや、「府立高・学区再編2年目の影響」「船場吉兆問題を斬る!」「暴力団はどこへ行ったのか」などハードなテーマを扱う週刊誌並みの構成。「テレビに踊らされた亀田一家の凋落」では、亀田父子の発言が問題視される中、いち早くマスコミの報道のあり方の問題点を指摘している。収入はすべて広告費でまかない、取材記者が営業担当も務めるため記事とは別に掲載。「お金を出してもらうからこそ記事のバランス感覚や切り口が重要になる」と、営業統括・企画開発担当の上部武宏さん。創刊100号を迎え、佛崎編集長は「2年前に始めたころ、小さな机を3人で囲んで細々とやっていたのがつい最近のよう。これからも地域に根付く新聞を作っていきたい」と、思いもひとしおの様子。現在は20人の記者兼営業マンたちが取材に、広告取りに飛び回る毎日。姉妹紙である日刊の大阪日日新聞とも連携を組み情報のやりとりを常に行っている。「インターネットやテレビに負けない大衆文化を活字の世界に蘇らせたい。週刊大阪日日新聞こそ、それが実現できるメディアだと思っている」若者の活字離れが問題視される中、大阪市内全域への配布地域拡大も含め、新たな新聞のあり方として今後の展開が注目される。
新スタイルの完全会員制親子レストランカフェ「コカトバジ」が11月27日、ベルファ都島1階にオープンした。同店オーナーの中島さんは、大阪府警の元刑事。「ファミレスに子ども連れで行っても、子どもが騒いだりして食事やおしゃべりを楽しめる空間作りにこだわった」と、刑事時代の経験に基づく徹底した安全対策の中で子どもを自由に遊ばせながら、親が安心して過ごすことができるカフェを考えた。117坪の広々とした店内に、座席は110席。低年齢層の子どもの姿を確認しながら、親はゆったりと食事や会話を満喫することができるほか、幼稚園教諭や保育士資格者である店内ホールスタッフが、子どもたちの遊び相手になることもあるという。不審者や連れ去りを完全にシャットアウトするため、同店は12歳以下の子ども連れ客のみ入場可能。完全会員制だが、「今のところ、来られた方は100%会員になっている。個人情報漏れなど心配する声が多い中、100%というのはとてもうれしいこと」とオーナーは話す。オープン日には、関西ローカル番組「ちちんぷいぷい」や「痛快エブリディ」、ニュースや新聞など、数多くのマスコミで紹介された同店。「テレビなどを見たお客様が、京都や兵庫県など遠方からもやって来る。土曜・日曜は特にたくさんの方が来店した。今後もお母さんの意見を取り入れていくつもりなので、何かご意見があればどんどん提案していただければ」と話す。